山梨不明女児の母中傷、男に2審も有罪 東京高裁

東京高裁が入る建物(今野顕撮影)
東京高裁が入る建物(今野顕撮影)

山梨県道志村のキャンプ場で当時7歳で行方不明になった小倉美咲さんの母、とも子さん(39)についてブログに「募金詐欺」と投稿したなどとして、名誉毀損(きそん)罪に問われた野上幸雄被告(71)の控訴審判決公判で東京高裁は5日、懲役1年6月、執行猶予4年とした1審千葉地裁判決を支持し、弁護側の控訴を棄却した。

大善文男裁判長は、個人のブログでも、ネット上の情報は多数が閲覧可能で拡散されやすいと指摘。とも子さんが行方不明に関与し、募金詐欺をしたとする投稿がとも子さんの評価を「低下させる危険性が高かった」と結論づけた。

投稿を巡っては、とも子さんが名誉を傷つけられたとして野上被告に550万円の損害賠償を求めて千葉地裁に提訴している。

この日、出廷した野上被告は「おかしいでしょ、今回の事件」などと判決の言い渡しを遮り、裁判長に制止されるなどした。

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