「風太」19歳の誕生日 祝いのタケノコまっしぐら

19歳を迎えたレッサーパンダの風太=5日、千葉市動物公園(前島沙紀撮影)
19歳を迎えたレッサーパンダの風太=5日、千葉市動物公園(前島沙紀撮影)

後ろ脚で直立する姿で知られる千葉市動物公園のレッサーパンダ「風太」が5日、19歳の誕生日を迎え、同園ではお祝いのイベントが開かれた。19歳は人間なら80歳を超える高齢だという。

イベントでは歴代の風太の飼育員がお祝いの言葉を送ったほか、園内に生えたタケノコとリンゴの餌が与えられた。レッサーパンダは暑さに弱く、イベント開始後、風太はしばらく建物内から顔しか見せなかったが、餌を見て外に出た。その後はマイペースで歩き回り、リンゴには目もくれずにタケノコをひたすら食べ「食へのこだわり」を見せた。

好物のタケノコを食べる、19歳になったレッサーパンダ「風太」=5日午後、千葉市動物公園
好物のタケノコを食べる、19歳になったレッサーパンダ「風太」=5日午後、千葉市動物公園

風太は4月16日から先月8日まで食欲不振、嘔吐(おうと)、軟便の症状を発症し展示を休止。免疫力が低下する中で、換毛中の毛が腸に入り腸機能もうまくいかなくなった。薬や毛刈りで回復し、現在は健康になったという。

イベントには約70人ほどの入園者が集まり、千葉市に住む40代のパートの女性は「ふっくらしてよかった」と風太の姿を見て安心した様子。カメラマンの男性(79)は、「天気がもってよかった。かわいい」。一度訪れて風太のファンになり、横浜市から訪れたというフリーターの女性(25)は、「年を取ってよぼよぼなところがかわいい。長生きしてほしい」とエールを送った。

4月からレッサーパンダを担当している飼育員の笹本貴俊さん(29)は、「白内障や年による不調はあるが、まだまだ元気いっぱい。国内最高齢を目指して頑張ってもらいたい」と話した。

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