ヒューリック杯棋聖戦

藤井棋聖、攻撃的な受けに 第3局中盤情勢

対局する藤井聡太棋聖(右)と永瀬拓矢王座=4日午後、千葉県木更津市の龍宮城スパホテル三日月(桐原正道撮影)
対局する藤井聡太棋聖(右)と永瀬拓矢王座=4日午後、千葉県木更津市の龍宮城スパホテル三日月(桐原正道撮影)

将棋の藤井聡太棋聖(19)=竜王・王位・叡王・王将=に永瀬拓矢王座(29)が挑戦する「第93期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負」(産経新聞社主催)第3局は4日、正午からの1時間の昼食休憩を終え、午後の戦いに入った。休憩前に永瀬王座が1時間24分の長考に沈むなど午前中から難解な戦いとなった。

千葉県木更津市の龍宮城スパホテル三日月で午前9時に始まった第3局。前2局同様にお互いの指し手は速く、50手まで進んだ局面での消費時間は藤井棋聖3分、永瀬王座2分。戦型が角換わり腰掛け銀で、立会人の島朗(あきら)九段は「藤井さんの意向に永瀬さんが合意した変化で進んでいる」と話す。

中盤の手の広い局面でも指し手は早い。そんな中、藤井棋聖が「新しい対応」「攻め合いの将棋」を見せる。島九段は「序盤の主導権を握ろうとする永瀬さんを藤井さんがうまく受け止めている」と指摘。その上で、「『序盤は好きにさせない』という藤井棋聖の意地」と表現する。

島九段は本局の藤井棋聖の戦いぶりを「攻撃的な受けをしている」と話し、これまで(前2局)の戦い方を変えているという。

藤井棋聖が昼食休憩前に指した73手目は永瀬王座を約1時間半の長考に沈ませた。本局の勝者は2勝1敗とタイトルに王手をかける。しかし、島九段は本局の藤井棋聖について、「スコアより、『永瀬さんに好きに戦わせない』という意気込みを感じる」と話した。

持ち時間は各4時間で、夕方以降に終局する見通し。対局はインターネット動画配信サービス「ABEMA」の将棋チャンネルでライブ放送。検索は「ABEMA 将棋チャンネル」。

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