ウズベクで改憲反対デモ18人死亡 大統領、条項を撤回

ウズベキスタン・カラカルパクスタン自治共和国の首都ヌクスで、警備にあたる治安当局者=3日(ロイター=共同)
ウズベキスタン・カラカルパクスタン自治共和国の首都ヌクスで、警備にあたる治安当局者=3日(ロイター=共同)

中央アジアの旧ソ連構成国、ウズベキスタンの西部カラカルパクスタン自治共和国ヌクスで1日、自治共和国の権限を縮小する条項を含んだ憲法改正案に反対する数千人規模のデモが起き、鎮圧を図った治安当局とデモ隊の間で衝突が発生した。デモは3日までに沈静化した。ウズベク検察当局は4日、衝突で18人が死亡し、当局側を含む243人が重軽傷を負ったと発表した。タス通信が伝えた。

デモを受け、同国のミルジヨエフ大統領は当該条項の撤回を決めた一方、自治共和国に1カ月間の非常事態宣言を発令した。

タスによると、改憲案には「住民投票を通じて自治共和国はウズベクから独立できる」とする現行憲法の規定を削除する条項が含まれており、反発する地元住民らのデモに発展した。

ミルジヨエフ氏は3日、「一部の悪意ある勢力が、改憲への抗議を口実に暴力で国家を不安定化させようとした」と主張し、デモの鎮圧を正当化した。

ミルジヨエフ氏は6月、大統領任期を現行の5年間から7年間に延長することや、死刑廃止などを盛り込んだ改憲案を発表。政権側は議会審議などを経て、改憲の是非を問う国民投票の日程を決定する方針。

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