将棋の藤井聡太棋聖(19)=竜王・王位・叡王・王将=に永瀬拓矢王座(29)が挑戦している「第93期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負」(産経新聞社主催)の第3局が4日、千葉県木更津市の龍宮城スパホテル三日月で指されている。
正午から昼食休憩に入り、藤井棋聖が鴨せいろそばを勝負めしにした。同ホテルの敷地内にある「お祭りランド」で提供されているメニューという。永瀬王座の食卓には、和風おろしソースがかかったローストビーフ丼、ホワイトミネストローネ、サラダが並んだ。ローストビーフ丼は同ホテルのサウナ利用者だけが食べられる限定メニュー。さらに午前のおやつで手を付けなかった「千葉県産アクアメロンのプレミアムショート」、アイスコーヒー、ホットココアもつけられた。
午前中はスピーディーな展開で、午前10時半過ぎまでに73手まで進んだ。日本将棋連盟会長の佐藤康光九段は「詰みまで検討している。以前考えたことがあるか、類似系の研究があるかのどちらかではないか」と分析した。
しかし次の74手目で永瀬王座が1時間24分の大長考。そのまま昼食休憩に入った。