参院選終盤調査 与党、改選過半数の勢い維持

国会議事堂(東京都千代田区)
国会議事堂(東京都千代田区)

産経新聞社は4日、10日投開票の参院選について、FNN(フジニュースネットワーク)と合同で実施した情勢調査(2、3両日実施)の結果に基づき、前回調査(6月25、26両日)で接戦模様だった激戦区を中心に終盤情勢を探った。ともに改選数1の新潟や沖縄で野党が優位に立った。とはいえ、自民、公明の与党は改選議席(124)の過半数の63議席を大きく超える勢いを維持している。

今回調査した改選数1の1人区のうち新潟では立憲民主党が優勢となり、沖縄では立民や共産党などの支援を受ける無所属が抜け出した。山形、山梨、長野では自民と野党が互角の戦いをしている。

改選数2以上の複数区のうち焦点の北海道(改選数3)では自民と立民が1議席ずつ固め、3議席目を両党が激しく争う。自民は北海道で2人が当選すれば、複数区で全員当選となりそうだ。

東京(同6)ではれいわ新選組と日本維新の会、愛知(同4)で維新と国民民主党、京都(同2)では維新と立民が、最後の1人の当選圏入りをめぐり、引き続き横一線の争いを展開している。

調査では、比例代表(50議席)の投票先も聞いた。自民は20議席前後の確保を視野に入れる。非拘束名簿式が導入された平成13年以降で最高だった同年(20議席)並みの高水準。立民は9、維新は7、公明は5、共産は4、国民民主は2前後と予測され、前回調査からの変動はなかった。れいわは2、諸派の参政党は1議席が視野に入る。

こうした情勢を総合すると、与党の勢いは前回調査よりもやや鈍化しているものの、堅調といえる。非改選70議席を含めた参院全体の過半数(125議席)に必要な55議席以上を確実に固め、改選過半数の63議席も超える見通し。

与党に維新と国民民主を加えた「改憲勢力」も、憲法改正の発議に必要な3分の2(166議席)の維持に必要な82議席を超える勢いを維持している。

立民は改選23議席を下回る公算が大きくなっている。維新は改選6議席から倍増の勢いだ。

【調査の方法】 サンプル数は満18歳以上の有権者1万4681人。選挙区ごとの有権者数に合わせて、番号を無作為に発生させるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)方式で抽出した固定電話と携帯電話番号へ発信し、設定した回答数が得られるまで行った。コンピューターで電話をかけるオートコール方式を採用した。

接戦区で与党総力 野党間も激戦 参院選終盤調査

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