ヒューリック杯棋聖戦

千葉・木更津に将棋ファン集結 大盤解説会に200人

対局を終え、大盤解説会の会場で対局を振り返った藤井聡太棋聖=4日午後7時28分、千葉県木更津市の龍宮城スパホテル三日月(沢野貴信撮影)
対局を終え、大盤解説会の会場で対局を振り返った藤井聡太棋聖=4日午後7時28分、千葉県木更津市の龍宮城スパホテル三日月(沢野貴信撮影)

藤井聡太棋聖(19)=竜王・王位・叡王・王将=が永瀬拓矢王座(29)を挑戦者として迎え、4日に千葉県木更津市の龍宮城スパホテル三日月で行われた「第93期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負」(産経新聞社主催)の第3局。同ホテルでのタイトル戦は昨年6月の棋聖戦第一局以来2回目となる。プロ棋士らが対局の指し手を解説する「大盤解説会」は前回、コロナ禍で無観客だったが、今回は多くの将棋ファンが駆けつけ、熱戦を見守った。

解説会には、実際に将棋を指す人だけでなく、主に将棋の観戦を楽しむ「観(み)る将」を含め、約200人が参加。解説者は四街道市出身の木村一基九段が、聞き手は佐倉市出身の小高佐季子女流初段らが務めた。軽快なトークでも知られる木村九段は、指し手の選択肢を刺身やひらきといった魚料理に例えるなど、ユーモアを織り交ぜながら説明し、会場を沸かせた。

東京都から参加し、観る将だという会社員の女性(27)は、コロナ禍で在宅勤務が増える中、対局中継を観て将棋に興味を持ったという。「解説者の先生によって切り口が違うのが面白い。木村九段が初心者向けに解説をしてくれて、分かりやすい」と話した。

同ホテルの支配人を務める中村一英さん(50)は、「実際に会場でお客様に楽しんでいただき、幸せを感じる」と感謝の気持ちをにじませた。そして「今回の対局をきっかけに、ホテルで熱戦が繰り広げられた空間を共有していただければ」と語った。(久原昂也)

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