児童書

『ひでよーし』 尾張弁で武将絵本

「はやおきよーし てんきよーし わしはひでよーし」

主人公は天下人・豊臣秀吉。なかよーし(仲良し)の天狗(てんぐ)と町の見回りに出発すると、足がしびれた大仏様と遭遇した。

「どうしたら えーかしゃん」(どうしたらいいのだろうか)

秀吉が愛知県西部で話される尾張弁で思案すると、別の大仏様が現れた。

「よーし かわりをよんだで きゅうけいしてちょう」

道中では、けんかする風神と雷神や、大きくなり過ぎて暴れ出しそうな大ナマズなどに出会うが、ユーモアあふれる方法で困りごとを次々と解決していく。

尾張弁が楽しい本作は、愛知県育ちの丸山誠司(さとし)さんの武将絵本2作目で、1作目は織田信長が主人公の「ノブーナガ」。発行元の絵本館のホームページでは、「ノブーナガの尾張弁講座」が紹介されている。日本語がおぼつかない外国人に対し、尾張弁で通す信長。当然勘違いもあって、コントのようなやりとりが、でーらおんもしろーい!(丸山誠司/絵本館・1540円)

中島高幸

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