公衆電話、KDDI通信障害で注目も過去1年間で「利用せず」7割超

いざというときに助かるが、台数は減り続ける公衆電話=大阪市浪速区(彦野公太朗撮影)
いざというときに助かるが、台数は減り続ける公衆電話=大阪市浪速区(彦野公太朗撮影)

KDDI(au)の大規模な通信障害で公衆電話が注目を集めた。インターネット上では「公衆電話のありがたみを感じた」といった意見も見られたが、公衆電話の設置数は年々減少しているのが実情だ。

大阪市北区の大阪駅で京都からくる友人と待ち合わせているという50代の女性はauの携帯電話が使えず「久々に公衆電話を使いました」と話す。公衆電話を探そうにもネットが使えず、駅員に場所を教えてもらったという。

総務省によると公衆電話の設置数は平成12年には全国で約70万台だったのが、令和元年には約15万台にまで減少。同省が2年に全国の15~85歳の男女2100人を対象に実施したアンケートでは、過去1年間に公衆電話を利用していないと回答した人が全体の7割以上を占めた。

利用しなかった理由で最も多かったのが「携帯電話があるから」。また、72%が街中で公衆電話が見つからなくても「困らない」と回答した。一方、災害発生時には5割近くが何らかの通信手段の障害が生じた経験があると回答。災害時については公衆電話が「必要だと思う」とする回答が5割を超えた。

ツイッター上では緊急の連絡手段として公衆電話に注目が集まり、「ありがたみを感じた」「どこに設置されているのか分からない」といった投稿が見られた。

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