青木瀬令奈、ツアー3勝目に「ざんげノート」効果 ピンチに動じないゴルフ脳

優勝トロフィーを手に笑顔の青木瀬令奈=戸塚カントリー倶楽部(戸加里真司撮影)
優勝トロフィーを手に笑顔の青木瀬令奈=戸塚カントリー倶楽部(戸加里真司撮影)

女子ゴルフの資生堂レディース最終日は、首位で出た青木瀬令奈(せれな)が6バーディー、3ボギーの69で回り、通算14アンダー、274で逃げ切って今季初勝利、ツアー通算3勝目を挙げた。

いきなりのピンチにも動揺はなかった。2位に1打差を付け、単独首位で迎えた最終日。青木はスタートの1、2番を連続ボギーとした。「緊張はしていたが、ただ追う立場になっただけとプラスに考えた」。その言葉通り3、4番のバーディーですぐさま取り返す。メンタルの強さがこの日の青木にはあった。

昨年6月から始めた「ざんげノート」の効果だという。自身のゴルフや胸の内をつづることで、「頭の中でサラッと考えても過ぎ去ってしまう。書き記すことで、ひとつひとつひもといていける部分があった」。

なぜ勝てないのか。どうしたら勝てるのか。ミスの反省、将来の夢などを事細かに書いた。すでに6冊になる。徹底的にゴルフと向き合った。

そんな〝ゴルフ脳〟がフル稼働した。7番(パー5)、4メートルのバーディーパットは「3日目の16番と同じフックラインで(そのときは)右に外したが、きょうはカップ内側で沈められた」。再び単独首位に立つと10番から3連続バーディーで突き放し、約1年ぶりのツアー3勝目である。

過去の2勝と違い、今回は初めて逃げ切りの優勝。「3日目に首位に立って勝ち切るというのは、メンタルが強いということだと思っていた。それができた意味は大きいです」

生涯獲得賞金額は3億円を超えた。来年2月で30歳を迎えるが、「まだまだ成長を感じている」と目を輝かせた。(清水満)

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