泉ピン子さん、野村昭子さんを悼む「アドリブが面白すぎてよく噴き出していた」「どんな時も真っすぐ」

今夏上演の朗読劇「泉ピン子の『すぐ死ぬんだから』」について、都内のトークショーに登壇した際の泉ピン子さん
今夏上演の朗読劇「泉ピン子の『すぐ死ぬんだから』」について、都内のトークショーに登壇した際の泉ピン子さん

TBS系「渡る世間は鬼ばかり」やフジテレビ系「腕まくり看護婦物語」などで知られる女優、野村昭子(のむら・あきこ)さんの訃報から一夜明けた3日、多くのドラマで共演した女優の泉ピン子さん(74)が、産経新聞の取材に応じ、故人をしのんだ。

泉さんは「(共演した)『腕まくり看護婦物語』の思い出が蘇ります。(前夫の母役の)野村さんのアドリブが面白すぎて、よく噴き出していました。忘れられません。『腕まくり看護婦物語』は、まだ再放送をやっていて、お気に入りです」と振り返る。

同ドラマと「渡る世間は鬼ばかり」をつなぐ思い出として、「橋田(寿賀子)先生がごらんになっていて、山岡久乃さんが亡くなり、野村さんに『渡る世間は鬼ばかり』に出てくれないかと口説いてほしいと言われました。ちょうど『看護婦物語』の衣装合わせの時だったと思います。橋田先生と野村さんと私しか知らないことです」と明かした。

その後、野村さんは「渡鬼」へ、山岡さんが演じた節子の友人タキとして参加。タキはシリーズに欠かせないキャラクターになり、多くの視聴者へ強い印象を残した。

「40年以上の付き合いになります。樹木希林さん(当時は悠木千帆さん)が、化粧前で『デブ』と言ったから、『ブス』と言いかえして。そしたら、希林さんが『野村ちゃん、私そんなブスじゃない』と。野村さん、笑い話してました。希林さんにそんなこと言えるの、野村さんだけです」と、共演時の思い出を語る。

「プライベートでも作品でも、支えて頂き、感謝しかありません。どんな時も真っすぐで、正義感の強い方でした。私が、50歳で事務所を辞めるときは、『そんな事務所、辞めちまえ』と言って応援してくれたのが、野村さんでした。(事務所との金銭トラブルで)裁判になったときも、『最後まで私が見届けてやるから』と言ってくださって、本当に心強かったです」と感謝。

「野村さん、ありがとうございました。思い出たくさん。忘れません」と声を詰まらせた。

名脇役の野村昭子さん死去 ドラマ「渡鬼」などに出演


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