15日に米オレゴン州で開幕する陸上世界選手権の男子短距離代表が2日、東京都内で練習を公開し、3大会連続メダルを狙う400メートルリレーについて、日本陸連の土江寛裕ディレクターは、サニブラウン・ハキーム(タンブルウィードTC)を第2走者で起用する方針を明らかにした。
土江ディレクターは「ハキームが中心になる。彼を一番生かす走順」と説明。リレーメンバーは、サニブラウンを除く5人が合宿に参加し、1日にはバトン練習も行ったという。
金メダルを狙った東京五輪はバトンパスのミスで途中棄権に終わった。今回は男子100メートル日本記録保持者の山縣亮太(セイコー)らが不在で、若手にとってはチャンスになる。初出場の坂井隆一郎(大阪ガス)は「武器はスタートから中盤。世界でも通用するような1走になれれば」と意気込んだ。メンバー最年長となる27歳の小池祐貴(住友電工)は「メダルは現実的な目標」と話した。