日本の自動車大手6社が1日発表した2022年上半期(1~6月)の米新車販売台数は計239万1026台と、前年同期より26・9%減った。全社が前年を下回り、三菱自動車を除く5社は2桁の減少率となった。世界的な半導体不足といった供給網の混乱が響き、新車供給が停滞した。
多くの国民が長期休暇を取る夏場を迎えて自動車需要は引き続き旺盛だが、ロシアのウクライナ侵攻の影響も受けて供給網混乱による販売制約に拍車がかかっている。
トヨタ自動車は19・1%減の104万5697台。1~3月期に出遅れが目立った米大手ゼネラル・モーターズ(GM)が109万5247台と、半期としてトヨタを抜いて米市場で首位に返り咲いた。
ホンダは39・3%減の50万6207台、日産自動車も34・2%減の38万4252台と落ち込んだ。SUBARU(スバル)は17・9%減の26万3795台、マツダは24・5%減の14万2803台、三菱自は9・6%減の4万8272台だった。(共同)