原坂一郎の子育て相談

「やることリスト」守らぬ娘

小学2年生になる娘のことでご相談します。普段から自堕落なところがあるので、「朝起きたらやることリスト」「学校から帰宅したらやることリスト」を書いて、目に見える所に貼ったのに、全然やらないで困っています。私のイライラは募るばかりで、「リストを見ていないし、やらないなら捨てるよ!」と言うと、「見ているから捨てないで!」と言います。毎日、ちゃんとリストを見て、しっかり守らせるにはどうしたらいいでしょうか?

朝起きたときや学校から帰ったときにやることをリストにし、よく見えるところに貼っているのにやらない、というわけですね。毎日イライラしているお母さんの姿が目に浮かびます。でも、そのリストは誰が書きましたか? もしかしたらそれはお母さんが書いた「やってほしいリスト」で、娘さんが書いたとしても、お母さんに言われたまま書いただけではなかったでしょうか?

いずれにしても、一から書き直し、今度はお互いが機嫌いい時に、2人で楽しく作ってみてください。考えるのも書くのも娘さんで、お母さんはアドバイザーです。「それ、よく気づいたね」「お! いいねえ」などの楽しい雰囲気作りもお忘れなく。

それを、A3判くらいの紙に清書し、お子さんの工夫で色を変えたり、ハートマークをつけたりし、見るだけでも楽しいリストにしましょう。その上で、守れば何かいいことが起こる工夫があればいいですね。しばらくは、守れた日はカレンダーにシールを貼り、〇枚たまったら景品やおこづかいと交換、などもいいかもしれません。それで習慣がついたなら、ご褒美は、もうほめ言葉だけで大丈夫です。

「リストは捨てないで」と言った娘さんはリストを頼りにしているということです。やる気はあるけど、見ること自体をつい忘れる、といった感じだと思います。叱ると逆効果になるので、注意するときは「は~い、リスト見てね~」くらいの軽い促し方でいいと思いますよ。(こどもコンサルタント)

プロフィル

はらさか・いちろう 23年間の保育士勤務を経て平成16年から、こどもコンサルタントとして研究・執筆・講演活動を行う。日本笑い学会理事。自他共に認める怪獣博士でもある。

子育てに関する悩みをお寄せください。原坂一郎先生が回答します。

<メール>life@sankei.co.jp

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