尹大統領が日韓歴史問題解決に意欲 「未来の問題と一緒に議論」

【ソウル=桜井紀雄】韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は1日までに、スペインでの北大西洋条約機構(NATO)首脳会議を終えて帰国する専用機内で、日韓間の懸案の解決策について「歴史問題と両国の未来の問題は一つのテーブルに載せて解決していかなければならない」と記者団に語った。

「歴史問題に進展がなければ、未来の問題も議論できないという考え方は控えるべきだ」と指摘し、「全部一緒に議論できる」と強調。「両国が未来のために協力できれば、歴史問題も十分に解決していけると信じている」と述べた。

尹氏が日韓関係の改善に向け、改めて意欲を示すとともに、関係改善の前提として、いわゆる徴用工訴訟問題で韓国政府が先に解決策を提示するよう求める日本側を牽制(けんせい)した形だ。

今回の初外遊で「最も重要な外交的意味があった」のは4年9カ月ぶりに開いた日米韓首脳会談だったと振り返り、北朝鮮の核問題に対応するため、日米の首脳と「長らく中断していた(3カ国の)軍事的な安全保障協力が再開されることが望ましいとの原則論で一致した」と説明した。

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