物価高騰「便乗値上げに対応する」 新井消費者庁長官が抱負

消費者庁で1日、新旧幹部による職員向けのあいさつ式が行われ、農林水産審議官から長官に就任した新井ゆたか氏は、世界的な物価高騰に触れ「便乗値上げや不当表示にしっかり対応しなければならない」と語った。

新井氏は昭和62年、農林水産省に入省。山梨県副知事や農水省消費・安全局長などを経て、令和3年7月から農林水産審議官を務めた。組織運営については「消費者庁にはいろんな出自の人がいる。多様性を武器に、さまざまな経験がまとまって力を生む組織にしたい」と語った。

伊藤明子前長官は約3年間の任期中に、新型コロナウイルス対策や、成人年齢引き下げに合わせて消費者契約法などの改正に取り組んだ。「若い省庁でやるべきことは、たくさんある。終わりのない行政分野だ」と職員を励ました。

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