2歳児熱中症死 祖母「育児にストレス」 乳幼児柵に細工、育児放棄か

送検のため西堺警察署を出る小野真由美容疑者=1日午前8時34分、堺市西区(沢野貴信撮影)
送検のため西堺警察署を出る小野真由美容疑者=1日午前8時34分、堺市西区(沢野貴信撮影)

大阪府富田林市の自宅で小野優陽(ゆうは)ちゃん(2)が半日近く放置され、熱中症で死亡した事件で、保護責任者遺棄容疑で逮捕された祖母の無職、小野真由美容疑者(46)が「育児にストレスがあった」と供述していることが1日、捜査関係者への取材で分かった。優陽ちゃんが閉じ込められていた乳幼児用の柵が脱出しにくいよう細工された疑いのあることも判明。大阪府警は、育児に負担を感じた小野容疑者らが育児放棄(ネグレクト)を繰り返していたとみて調べる。

府警は1日午前、同容疑で小野容疑者と内縁の夫の桃田貴徳容疑者(50)を送検した。

捜査関係者によると、優陽ちゃんは両親のもとを離れ、両容疑者や小野容疑者の四男(15)、五男(5)との5人暮らしだった。小野容疑者は「育児にストレスを感じていた」と供述。桃田容疑者は「何度か1人きりにして外出したことがあった」と説明しており、ネグレクトが常態化していた可能性がある。

両容疑者は6月29日午前5時ごろに五男とともに自宅を出て、大阪市此花区の「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」に遊びに行ったと説明。四男が午前7時40分ごろに外出し、午後4時ごろに帰宅するまで優陽ちゃんは乳幼児用の柵「ベビーサークル」内に放置されていた。

捜査関係者によると、柵にもともとあったベッド部分は取り外されていたといい、優陽ちゃんは床部分に寝かされていた。柵は高さ88センチで優陽ちゃんの身長より高く、自力で脱出できないよう柵が細工されていたとみられる。

府警によると、優陽ちゃんの死因は司法解剖で熱中症と判明。6月29日昼ごろに死亡したとみられ、体内の水分が乏しく脱水症状があった。胃に固形物はなく、最後の食事から半日以上たっていたとみられ、府警は保護責任者遺棄致死容疑も視野に調べる。

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