伊坂幸太郎さん英ダガー賞逃す 「マリアビートル」英語版

伊坂幸太郎さんの小説『マリアビートル』(角川文庫、右)と英語版『Bullet Train』(Vintage) =斉藤佳憲撮影
伊坂幸太郎さんの小説『マリアビートル』(角川文庫、右)と英語版『Bullet Train』(Vintage) =斉藤佳憲撮影

英国推理作家協会が優れた推理小説に贈る同協会賞(ダガー賞)の翻訳部門が29日(日本時間30日午前)に発表され、最終候補の5作品に入っていた伊坂幸太郎さん(51)の小説「マリアビートル」は受賞を逃した。受賞したのはドイツの作家の作品だった。

日本で平成22年に刊行された「マリアビートル」は昨年、サム・マリッサさんによる英訳版「Bullet Train」が出版された。東北新幹線に乗り合わせた殺し屋たちが繰り広げる騒動を描いた物語。日本での出版元のKADOKAWAによると、単行本と文庫を合わせた累計は75万部に達している。米の俳優ブラッド・ピットさんが主演した映画版も9月に全国公開される予定。

ダガー賞の翻訳部門には、これまでに日本人作家の作品では、横山秀夫さんの「64(ロクヨン)」、東野圭吾さんの「新参者」が最終候補に入ったことがあるが、受賞は逃していた。

伊坂さんは昭和46年、千葉県生まれ。平成12年に作家デビューし、本屋大賞や山本周五郎賞などを受賞している。

会員限定記事会員サービス詳細