ペットの熱中症対策 犬は屋外、猫は屋内を重視 飼い主への意識調査

ペットにも熱中症対策が必要だ
ペットにも熱中症対策が必要だ

犬には屋外の、猫には屋内の熱中症対策を重視する飼い主が多い―。ペット保険を手がける「ペットメディカルサポート」(東京都港区)の調査で、こんな実態が分かった。犬と猫では飼育環境や体質が異なることから、熱中症対策を始める時期にも差が出た。

調査は5月、同社のペット保険「PS保険」の契約者約3000人を対象にインターネットで実施。428人(犬の飼い主292人、猫の飼い主136人)から有効回答を得た。

それによると、ペットの熱中症対策を始める時期で最も多かったのは、犬の飼い主では「5月」(38%)、猫の飼い主では「6月」(40%)だった。散歩などで外出機会が多い犬は屋外の温度変化の影響を受けやすいのに対し、猫は室内飼いが増え、外気の影響を受けにくくなっているため、飼い主が対策を講じ始める時期に差が出たようだ。猫が犬と比べて寒がりなことも一因とみられる。

屋外での熱中症対策(複数回答)では、犬の飼い主は「涼しい時間帯に散歩・外出する」(78%)、「こまめな水分補給」(76%)との回答が突出して多かった。このほか、「過度な運動を避ける」「ぬらしたタオルや冷却効果のある服を着せる」(いずれも20%)、「散歩・外出を避ける」(16%)といった回答もあった。一方、猫の飼い主は最多が「こまめな水分補給」(43%)。これに「散歩・外出を控える」(21%)、「涼しい時間帯に散歩・外出する」(15%)、「過度な運動を避ける」(11%)が続いた。

屋内の熱中症対策(複数回答)では、「室温管理」がいずれの飼い主でも最も多かった(犬88%、猫81%)。次いで多かったのは「水分補給ができるよう配慮」(犬51%、猫58%)。このほかに目立った回答は、犬の飼い主は「室内空気の循環」(45%)、「遮光」(39%)、「湿度管理」(33%)、「保冷効果のあるグッズの使用」(29%)。猫の飼い主は、「遮光」(56%)、「室内空気の循環」(46%)、「保冷効果のあるグッズの使用」(36%)、「湿度管理」(24%)で、ほとんどの回答で犬より割合が大きかった。この結果からも、猫の飼い主は犬の飼い主よりも室内の熱中症対策を重視していることがうかがえる。

全国各地で梅雨明けの厳しい暑さに見舞われているが、「一般に犬が快適に過ごせる夏場の温度は20~25度、猫は25~28度といわれている」(同社)。真夏には熱中症で動物病院に運び込まれるペットもおり、飼い主にはペットの種類や年齢などに応じた適切な対策が求められそうだ。

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