山形・酒田市長が中1自殺の再調査に難色 遺族要請

昨年2月、山形県酒田市立中1年の石沢準奈さん=当時(13)=が自殺した問題を巡り、丸山至酒田市長は30日の記者会見で、市教育委員会の第三者委員会がまとめた調査報告書について「調査すべきことは、調査されている」と強調した。遺族側が求める再調査に難色を示した形だ。

丸山氏は、①新しい事実が判明した②十分な調査が尽くされていない③調査委員の人選に疑義がある―など、国が示すガイドラインに当てはまる場合に、再調査を検討すると説明した上で、第三者委の調査は綿密だと述べた。

遺族は第三者委には調査対象の利害関係者が含まれていると訴えていたが、丸山氏は「(人選は)遺族側と相談をしながら決めた。疑義はないのではないか」との見方を示した。また、誤った記載があるとして遺族が報告書の公表を拒否している点について「制度上、公文書として公開しない選択肢はない」とした。

石沢さんの問題を巡っては、第三者委がまとめた報告書で5項目のいじめと自殺との一定程度の因果関係を認めている。

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