「信用失墜」「処分を」 三菱電機株主総会 品質不正に批判相次ぐ

三菱電機の定時株主総会で発言する漆間啓社長のモニター画面=29日午前
三菱電機の定時株主総会で発言する漆間啓社長のモニター画面=29日午前

三菱電機は29日、東京都内で定時株主総会を開き、漆間啓社長が国内の拠点で相次ぐ品質不正について「多大なご迷惑をかけたことをおわびする」と謝罪した。株主からは「信用失墜だ」など批判の声が相次ぎ、関係者の処分を求める意見も出た。

漆間社長は、外部の専門家で構成する調査委員会の調査が継続していることを挙げ、「(不正を)すべて出しきりたい」と説明。社長直轄の品質改革推進本部の設置などを通じた風土改革や、取締役の過半を社外取締役にするなどのガバナンス改革で再発防止を図ることを強調した。

総会では品質不正に関する批判が噴出。株主の1人は、三菱電機が昨年6月の総会で既に把握していた鉄道車両向け空調機器の不正を説明しなかったことを問題視し、「危機管理の意識が希薄で、三菱電機の信用をものすごく毀損(きそん)した」と指摘した。

調査委のこれまでの報告書では、国内にある22拠点のうち7割に当たる16拠点で計148件の不正が判明している。別の株主は「改革するのはもっともだが、(不正に関与した)個人を処罰していただきたい」と注文した。

これまでに公表された調査報告書で、全国の7割に当たる16拠点で計148件の不正が判明している。昨年6月の総会では、鉄道車両向け空調機器の不正を事前に把握していたにもかかわらず株主に説明しなかった。

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