産経新聞社とFNNの合同世論調査で、7月10日投開票の参院選千葉選挙区(改選数3)の投票先を聞いたところ、自民党の現職と新人、立憲民主党の現職が優勢で、ほかの候補者を引き離していることがわかった。共産党の新人や日本維新の会の新人が必死に追い上げている。もうすぐ後半戦に入る選挙戦で先行する3氏に割って入り、当選圏に食い込める候補が出てくるかが焦点だ。
平成元年と同じ過去最多の14人が立候補した千葉選挙区。衆院議員も務めた自民現職の猪口邦子氏は知名度が高く、盤石の戦いとなっている。また、県議を5期務めた自民新人の臼井正一氏も安定している。猪口氏とは差があるが、知名度を自民の組織力でカバーし、支持を拡大している。
3回目の当選を狙う立民現職の小西洋之氏も優勢。知名度を生かして政権批判層を取り込み、臼井氏と拮抗する支持を得ている。