米、月周回探査機打ち上げ 基地建設へ軌道実地調査

月周回基地建設の準備のため打ち上げられた探査機「キャップストーン」のイメージ(NASA提供・共同)
月周回基地建設の準備のため打ち上げられた探査機「キャップストーン」のイメージ(NASA提供・共同)

米航空宇宙局(NASA)は28日、2020年代後半にかけて建設予定の月周回基地「ゲートウエー」の先遣となる探査機「キャップストーン」を、ニュージーランドの発射場から打ち上げた。基地が飛行する予定の軌道に投入し、半年ほど実地調査する。

基地は、日本も参加する国際月探査計画「アルテミス計画」の有人月面探査や、その次に目指す火星探査の拠点になる。月の北極の上空千数百キロと南極の上空約7万キロをつなぐ細長い楕円形の軌道は、少ないエネルギーで安定飛行が続けられる有利なコースと考えられている。

キャップストーンは電子レンジほどの大きさで、重さ25キロ。米宇宙企業ロケットラボのロケットで出発した後、4カ月かけて目的の軌道に到達し、飛行に必要なエネルギーなどのデータ収集を始める。また将来、月へ行く別の探査機が地球と常時通信しなくても自分の位置や速度を把握しながら飛行できるよう、新たな航法システムも試す予定だ。(共同)

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