図書館の本、2万冊読んだよ 小学生に「読書賞」

読書手帳200冊を達成した小学2年、小礒道允君。教育長から「読書賞」が贈られた=牛久市立中央図書館
読書手帳200冊を達成した小学2年、小礒道允君。教育長から「読書賞」が贈られた=牛久市立中央図書館

図書館の本を2万冊読んだ小学生がいる。牛久市に住む私立開智望小2年、小礒道允(こいそ・みちまさ)君(7)。市立図書館で借りた本を記録する「読書手帳」が200冊となり、今月、市教育長から「読書賞」が贈られた。1冊当たり100冊分で、2万冊。5歳だった2年前に手帳100冊を達成しており、2年で1万冊読んだ計算となる。読書手帳200冊達成は、市内で初めての快挙だ。

読書手帳には、小礒君が借りた本のシールがびっしり
読書手帳には、小礒君が借りた本のシールがびっしり

テーブルを埋め尽くすように並ぶ200冊の手帳。母親の「本には学べることがたくさんある」という思いから、幼いころより本を読み続けてきた証しだ。今月14日に市立中央図書館で表彰式が開かれ、小礒君は「いっぱい本を読めました」とほほ笑んだ。

読書手帳は、市教委が読書の推進を図ろうと平成29年から市立中央図書館で配布。利用者は本を借りた際、書名が記されたシールを手帳に貼ることで記録に残す仕組みだ。

中央図書館の職員は「読書手帳の利用は4、5冊が平均。道允さんはすごいと思います」。通常の使い方は1冊に50冊分を記録するが、小礒君は50冊分では足りず、感想欄にもシールを貼って、1冊に100冊分を記録している。

中央図書館には週2~3回通い、小2ながら小4対象の本も借りる。漢字が多い本でも、「ほとんどの本は最初にふりがながついていて、それを覚えるから大丈夫」という。

母親は「赤ちゃんのころから絵本の読み聞かせをしていた。1冊でも多く読めるように、出かける際はいつも本を持ち歩いた」と振り返る。自宅には小さな図書室くらい本があり、自宅や車など常に手が届く場所に本を置くことで、自然に本に親しむようになったという。

読書手帳は、本を読む動機づけになっていて、新しい手帳をもらう際に司書から「すごいね」とほめられることがうれしいようだ。

読書賞を手渡した染谷郁夫教育長は「読書は心を豊かにするし、さまざまな世界に触れることができて、自分の判断力や表現力につながる」と話した。

最近はまっている本は、「世界史探偵コナン」と「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」。物語の楽しさからだという。読書手帳は208冊目に突入するところで、次は300冊が目標。将来は「電車の運転士と地震の研究者」との夢を抱く。

読書手帳は、牛久市在住の中学生以下に無料配布。大人には1冊20円で販売している。(谷島英里子)

小礒君の5月の読書手帳から(書名一覧)

「さむがりやのサンタ」「ありがとうエバせんせい」「まよなかのサイクリング」「歯いしゃのチュー先生」「ひろしまのピカ」「ペンギンたちの夏」「かあさんのいす」「こぐまとブランケット」「カングル・ワングルのぼうし」「ロバのシルベスターとまほうの小石」「とびだせにひきのこぐま」「赤トンボ」「かしこくいきるしまりす」「スモーキーナイト」「はるをはしるえぞしか」「つきよのくろてん」「おふろおふろ」「世界史探偵コナン」「てっぺんいすの木」「ぜったいたべないからね」「日本史探偵コナン」「ローズのにわ」「なんのにおい なつ」「だれのものでもない岩鼻の灯台」「パンタン6ぴきいうこときかない」

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