商業施設攻撃の死者20人に 東部、鉄道や企業被害も

ウクライナ大統領府のティモシェンコ副長官は28日、ロシア軍による中部ポルタワ州クレメンチュクのショッピングセンターへの27日のミサイル攻撃で、死者が20人、負傷者が59人になったと明らかにした。40人以上の安否が分かっておらず、犠牲者はさらに増える恐れがある。

東部ドニエプロペトロフスク州のレズニチェンコ知事は28日、州内にミサイル6発が飛来し3発を撃墜したが、鉄道インフラや企業の施設が被害を受けたと明らかにした。死傷者については不明。救助活動が続いているという。

ロシアが大半を制圧した東部ルガンスク州ではウクライナの最後の拠点リシチャンスク周辺で激しい戦闘が継続。同州のガイダイ知事は28日、ロシア側が対人地雷を設置しているとして市民に移動を控えるよう呼びかけた。ウクライナ軍によると、ロシア側はリシチャンスクと東部ドネツク州バフムトを結ぶ主要道路の支配を狙って攻撃を仕掛けている。(共同)


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