吉川氏、説明しないままボーナス290万円受給へ

吉川赳議員
吉川赳議員

18歳の女子大生に飲酒させたなどと報じられ、自民党を離党した吉川赳衆院議員に30日、国会議員のボーナスにあたる「期末手当」が支給される。吉川氏は十分に説明しない状態を続けており、野党は参院選の論戦で吉川氏の問題を取り上げ、踏み込んだ対応を求めない与党への批判を強めている。

岸田文雄首相(自民党総裁)「国会議員として説明責任を果たせなければ、進退に直結する問題だ」

立憲民主党・泉健太代表「6月末を越えると国会議員にボーナスが出る。早くけじめをつけてほしい」

参院選の公示を翌日に控えた21日、日本記者クラブ主催の党首討論会で、吉川氏をめぐるこんなやり取りがあった。

吉川氏が今後議員辞職するかどうかにかかわらず、6月30日に約290万円の期末手当が支給されることは決まっている。歳費法で、期末手当は6月1日時点で在職している議員が支給対象となっているからだ。

このまま吉川氏が支給を受ければ、野党は返上を求める可能性がある。しかし、国庫への返納は公職選挙法が禁じる寄付行為に当たる可能性があり、実際は難しい。過去には菅原一秀元経済産業相が議員辞職した際に、期末手当を東日本大震災の義援金に寄付した例がある。(宮川真一郎)

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