トランプ氏、議会乗り込み図る 襲撃当日、ハンドル握ろうと警護隊ともみ合い

6月28日、米下院特別委員会の公聴会で証言するキャシディ・ハチンソン氏=ワシントン(ゲッティ=共同)
6月28日、米下院特別委員会の公聴会で証言するキャシディ・ハチンソン氏=ワシントン(ゲッティ=共同)

【ワシントン=塩原永久】昨年1月の米連邦議会議事堂襲撃をめぐる下院特別委員会の公聴会が28日開かれた。トランプ前政権高官の側近が証言。当時、トランプ前大統領みずから専用車を運転し、議事堂に向かおうとしていたと明かした。阻止しようとする大統領警護隊(シークレットサービス)から力ずくでハンドルを奪おうとし、激しく揉みあったという。

証言したのはメドウズ前大統領首席補佐官の側近、ハチンソン氏。トランプ氏はホワイトハウス付近で演説後、専用車に乗車。議会に向かおうと後部座席から身を乗り出し、運転席のハンドルを握ろうとした。腕をつかみ阻止した警護隊員の胸を突いたという。

ハチンソン氏によると、怒ったトランプ氏は「俺は大統領だ。今すぐ議会に連れていけ」とどなった。

当時、演説の会場に集まった支持者らの一部が武器を所持しているとの情報があったが、「私を傷つけようとはしていない」と会場の探知機を撤去するよう求めたという。

集会に参加した支持者がその後、2020年大統領選挙が「不正だ」とするトランプ氏の主張に同調し、徒歩で議会に向かい、議事堂を襲撃した。選挙結果の承認手続きを阻止しようとした支持者と一緒に、トランプ氏自身も議会に乗り込もうとしていた実態が浮かび上がった。

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