今回の参院選で1人、その動向に注目している候補者がいる。具体的な人物名への言及は避けるが、平成29年までは民進党(当時)に所属し、同党を支持したある新興宗教団体から支援を受けていた人物だ。
この候補者は今回、自民党に転じ、表現の自由を守る活動、特にマンガやアニメの表現規制に反対する論陣を張っている。ネット上のコメントなどを見ると、いわゆるオタク層から好意的な印象を抱かれているようである。
この候補者の動きは、単なる政党間の移籍ではなく、宗教団体からオタクへの乗り換え、いわば「政治家の宗教離れ」と評することもできよう。