李明博元大統領を一時釈放 韓国検察当局、健康悪化理由に

李明博元大統領
李明博元大統領

【ソウル=時吉達也】韓国の検察当局は28日、収賄罪などで服役している李明博(イ・ミョンバク)元大統領(80)について、健康悪化を理由に3カ月間、刑の執行を停止すると発表した。実刑判決確定から約1年8カ月ぶりに、一時的に釈放される。

李氏は昨年以降、糖尿病などで入退院を繰り返しており、現在も入院中。健康悪化が認定されたことで、今後の恩赦・釈放に向けた尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の判断にも影響する可能性がある。尹氏は今月、李氏について「長年収監生活をさせるのは正しくないのではないか」などと述べ、恩赦を検討する意向を示していた。

韓国では、同様に収賄罪などで約4年9カ月収監されていた朴槿恵(パク・クネ)元大統領についても昨年12月、当時の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が恩赦を与えた。李氏の恩赦は世論の反発が強く、見送られていた。

李氏は大統領在任中の収賄などの罪に問われて2018年3月に収監され、20年10月に最高裁で実刑が確定。保釈期間を除き、2年半以上収監生活を送ってきた。

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