入札妨害で懲役1年求刑 工事業者、奈良の病院巡り

奈良県宇陀市立病院が実施した入札で非公表の情報を不正に入手して落札したとして、公契約関係競売入札妨害の罪に問われた消防設備工事業、森田芳美被告(73)は28日、奈良地裁(田中良武裁判官)の初公判で起訴内容を認めた。検察側は懲役1年を求刑、弁護側は執行猶予付きの判決を求め、即日結審した。判決は7月12日。

検察側は論告で「入札の公正を害した責任は重い」と指摘した。

起訴状によると、森田被告は病院が令和2年8月に実施したオートロックドアの非常用電源交換事業に関する指名競争入札で、参加する他業者の情報などを、病院の元職員、龍田宗晃被告(53)=一審有罪=から入手して落札したとしている。

龍田被告に対する一審の奈良地裁判決は23日にあり、官製談合防止法違反罪と収賄罪も有罪とした。

会員限定記事会員サービス詳細