ガソリン販売、2週間停止 経済危機のスリランカ

28日、燃料不足のため、車を使用する人が少なくなり、閑散とした幹線道路 =スリランカ・コロンボ (ロイター)
28日、燃料不足のため、車を使用する人が少なくなり、閑散とした幹線道路 =スリランカ・コロンボ (ロイター)

経済危機に陥っているスリランカ政府は27日、ガソリンや軽油の販売を約2週間停止すると発表した。外貨が欠乏して原油の輸入が滞り、備蓄が底を突きつつあるため。医療や流通、発電など生活に不可欠な事業者への販売は維持する方針だが、社会経済のさらなる混乱の拡大は必至だ。

販売再開は原油輸入ができるかどうかにかかっている。政府は7月10日の再開を目指し、ロシアやカタールに閣僚らを派遣し交渉を進めるが、見通しは立っていない。

27日、スリランカ・コロンボのガソリンスタンドで、ガソリンを求める人々を落ち着かせようとする兵士(AP=共同)
27日、スリランカ・コロンボのガソリンスタンドで、ガソリンを求める人々を落ち着かせようとする兵士(AP=共同)

当面の間、通勤や通学に使う燃料を節約するため、一部の政府機関や学校を閉鎖、民間企業には在宅勤務を呼びかけた。スーパーや薬局などの店舗は通常通りの営業を認めた。

最大都市コロンボでは、経済危機を招いたとして、ラジャパクサ大統領の辞任を求める市民の抗議活動が続いている。(共同)

28日、ガソリンを購入するため、並べられたバイク =スリランカ・コロンボ (ロイター)
28日、ガソリンを購入するため、並べられたバイク =スリランカ・コロンボ (ロイター)
27日、スリランカ・コロンボで、給油のため列になった人々(ロイター=共同)
27日、スリランカ・コロンボで、給油のため列になった人々(ロイター=共同)

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