大阪市でコロナ死者92人集計漏れ、業務逼迫で

大阪市役所=大阪市北区
大阪市役所=大阪市北区

大阪市は28日、今年1月から3月にかけて、新型コロナウイルスに感染して死亡した92人について集計漏れがあったと発表した。医療機関から退院などの報告がなかった約2千件の入院事例を調査して分かった。

市によると、すでに集計処理を済ませた。今回判明した漏れを反映させた死者数は、大阪府が同日公表する。

市は従来、感染者が退院・死亡した場合、電話かファクスで医療機関から報告を受けて集計するが、感染「第6波」で府内の感染者が急増し、医療機関が対応に追われる中、未報告の事例が重なったとみている。

保健所も当時、同様に業務が逼迫(ひっぱく)していたため聞き取りが遅れたという。5月に体制を増強し、改めて医療機関に確認したところ、1月に1人▽2月に56人▽3月に35人の漏れがあった。

市保健所の担当者は「6波で医療機関も保健所も混乱していたが、公表が遅れたのは申し訳ない。集計漏れが起きない仕組みを構築していく」と釈明した。

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