NHK、受信料値下げで減収 3年度決算

NHK放送センターの外観=東京都渋谷区(古厩正樹撮影)
NHK放送センターの外観=東京都渋谷区(古厩正樹撮影)

NHKは28日、令和3年度決算を発表した。事業収入は前年度から112億円減の7009億円となり、その大半を占める受信料収入は2年10月からの値下げなどの影響で、94億円減の6801億円だった。

事業支出は、新型コロナウイルスの感染拡大による番組制作費の減少や、営業改革に伴う受信契約のための訪問活動の縮小などにより、261億円減の6609億円となった。

収入から支出を引いた事業収支差金は前年度比148億円増の400億円と黒字を確保し、2年連続で減収増益となった。事業収支差金は、財政安定のための財源に繰り入れ、繰越金の残高は641億円増え、3年度末で2231億円と過去最高に。一部は、5年度に予定しているさらなる受信料値下げの原資に充てる方針だ。

受信料の推計世帯支払率の全国値は、前年度末から0・1ポイント減って78・9%になった。

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