節電呼びかけは午後4時から1時間に短縮 需給バランスの改善受け

経済産業省=東京都千代田区
経済産業省=東京都千代田区

経済産業省は28日、東京電力管内の電力需給について、前日の想定よりもやや改善したことから、節電を呼びかける時間帯について、予定していた午後3~6時を、午後4~5時の1時間に短縮させたと発表した。前日の想定より多くの電力確保の見通しが立ったため。無理のない範囲で節電を呼びかける「電力需給逼迫注意報」は継続させる方針で、政府は対象時間帯での節電を呼びかけている。

経産省などによると、前日よりも気温の想定は0・1度上振れたが、太陽光発電が想定を超えて発電する見通しとなったほか、市場から購入する電力が一定程度確保できたことなどから供給力が増加したという。

27日夕刻の時点では、28日午後4時半からの30分間が最も厳しく、緊急時に備えて確保していた電源を使ったとしても予備率は3・9%にとどまり、安定供給の目安である3%に迫っていた。

しかし、供給力が増えたことで、緊急時の電源を使わなくても同時間帯の予備率は4・3%まで改善。他の時間帯でも5%を超える見通しとなり、節電の呼びかけも午後4時からの1時間に短縮させた。

一方、29日については、東電と東北電力、北海道電力の3社が予備率5%を下回る可能性があるとして、27日に「需給逼迫準備情報」を発出しており、政府が28日午後に、注意報を出すか否かの判断を行う。

節電のため、照明が落とされた経産省の庁舎内
節電のため、照明が落とされた経産省の庁舎内

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