台湾出身の父と、日本人の母を持つ。17歳で日本国籍を取得した。青山学院大時代に芸能界入り。報道キャスターなどを経て、平成16年の参院選で初当選した。
それ以来、3期18年にわたり「ぶれることなく、税金の使われ方にこだわってきた」と力を込める。旧民主党政権では行政刷新担当相を務め、事業仕分けで行政の無駄をチェックする姿は「仕分けの女王」として脚光を浴びた。波紋を呼ぶこともあったが、「嫌われてもやるべきことはやらなければならない」との思いが、今でも自分の基軸になっている。
ロシアのウクライナ侵攻などに伴い、岸田文雄首相が防衛予算倍増の方針を示したとして「そんなに増やしていいのか。額ありきではなく、中身を議論するのが国会の役割」と厳しく批判。少子化が加速するなか、今、最も必要なのは子供対策だと訴える。
双子の長男、長女はそれぞれ独立した。「齢を重ねても健康であることは自信になる」と、筋力トレーニングとランニングに励む。ストイックな姿とは裏腹に、飼っている犬や猫について話すときは、柔らかな笑みが浮かぶ。