実習生殺害 ベトナム国籍男に懲役18年求刑、富山

富山市で令和2年、同居していた技能実習生のベトナム人男性を殺害したなどとして、殺人や死体遺棄などの罪に問われた同国籍のゴ・コン・ミン被告(22)の裁判員裁判論告求刑公判が28日、富山地裁(細野高広裁判長)で開かれ、検察側は懲役18年を求刑した。

検察側は、被告は同居のグエン・バン・ドゥックさん=当時(21)=の顔付近を複数回攻撃するなど強固な殺意があったと指摘。もみ合いになったなどとする被告の供述は「証拠と矛盾し全体として不合理だ」と述べた。

起訴状などによると、2年4月2日頃、自宅アパートで、ドゥックさんの首を包丁で突き刺して殺害し、5月5日頃までに自宅脇の側溝に遺体を捨てたなどとしている。

弁護側は初公判で、ドゥックさんの悪ふざけがきっかけでけんかになり、被告が身を守るために突き出した包丁が意図せず首に刺さったと主張。殺意はなく正当防衛だったとして殺人について無罪を訴えている。

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