「投票するから携帯教えて」 相次ぐ「票ハラ」被害を防げ

有権者から「投票するから携帯番号教えて」と抱きつかれるシーン=内閣府男女共同参画局提供
有権者から「投票するから携帯番号教えて」と抱きつかれるシーン=内閣府男女共同参画局提供

女性の政界進出を阻む一因とされるのが、有権者が投票をちらつかせて迷惑行為に及ぶ「票ハラスメント」。内閣府は今年、全国の地方議員が実際に受けたハラスメント被害に基づく啓発動画を初めて作成。4月から動画投稿サイト「ユーチューブ」などで公開している。

内閣府の調査では地方議員5513人のうち、議員活動中などに「ハラスメント行為を受けた」と答えたのは42・3%。男女別では男性の32・5%に対し、女性は57・6%に上る。

動画は内閣府が調査とは別に集めた1324件の被害事例のうち、7件を紹介。女性議員が有権者から「投票するから携帯電話の番号を教えて」と執拗(しつよう)に迫られたり、男性議員が「男なんだから」と飲酒を強要されたりする内容だ。

内閣府の担当者は「ハラスメントで才能ある人の志が閉ざされれば、社会全体の損失になる。議員や有権者にとって気付きを得る契機になってほしい」と話している。


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