浪速風

やっぱり常態化した中露軍艦の「津軽」通過

中国の軍艦が6月中旬、津軽海峡を東に進んだ。ロシア軍艦も今年に入ってたびたび通っている。津軽海峡の最狭部は20キロに満たないが、中露海軍は外洋への〝玄関口〟として通過を常態化させつつある

▶きっかけは昨年10月、中露の艦艇が初めて同時に津軽海峡を通過した「合同パトロール」だった。当時、中国の官製メディアはこうした航行の常態化を宣言。元海上自衛隊幹部も「中国海軍が津軽海峡を通って太平洋に出る動きは、今後間違いなく常態化する」と予言していた

▶本来、津軽など5海峡は領海で覆われる海域のはずだが、日本政府はあえて海峡の中央部分を排他的経済水域(EEZ)にとどめ、各国に航行の自由を与えている。中国はそれに乗じて日本を武力で威圧する一方、台湾海峡のEEZを米軍などの外国軍艦が通過すると「挑発」と非難する厚顔ぶりだ。海自艦艇は政治的配慮から台湾海峡を通過していないが、中国の二重基準に付き合う必要はない。

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