首都キーウにミサイル攻撃 ロシア、G7に警告か

ウクライナの首都キーウでミサイル攻撃を受けた集合住宅。煙が上がる中、消火活動が行われていた=26日(共同)
ウクライナの首都キーウでミサイル攻撃を受けた集合住宅。煙が上がる中、消火活動が行われていた=26日(共同)

ロシアによるウクライナ侵攻で、首都キーウ(キエフ)のクリチコ市長は27日までに、26日朝の市街地への露軍のミサイル攻撃で市民1人が死亡、子供を含む6人が負傷したと発表した。この攻撃について、米シンクタンク「戦争研究所」は26日、追加対露制裁を協議するためドイツで首脳会議を開いている先進7カ国(G7)への威圧を狙ったものだと分析した。

ウクライナ軍によると、攻撃は長距離巡航ミサイル「X101」(射程5500キロ)によって行われた。

戦争研究所は、露軍が従来もグテレス国連事務総長のキーウ訪問など、政治日程に合わせて同市へのミサイル攻撃を実施してきたと指摘。今回の攻撃には、米欧側にウクライナ支援を警告する意味や、長距離攻撃能力を誇示する狙いがある可能性が高いとした。

プーチン露大統領も最近、米欧が軍事支援を拡大すれば、ロシアはウクライナの「意思決定中枢」(ゼレンスキー政権)の攻撃に踏み切ると警告していた。

一方、東部ルガンスク州のウクライナ軍の最終拠点リシチャンスクをめぐり、ロシアと実質的に一体の親露派武装勢力「ルガンスク人民共和国」(LNR、自称)の関係者は26日、「LNRと露軍の部隊が市中心部に5方向から前進している」とし、包囲を進めていると明かした。LNR幹部のキセリョフ氏は同日、市内や周辺に1万2千人規模のウクライナ軍部隊に加え、米英仏3カ国やポーランドなどの外国人戦闘員が120人以上いると指摘した。タス通信が伝えた。

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