鈴鹿が体制刷新、三浦泰年監督が代表取締役GMに「未来に向けて進む」

代表取締役GMに就任する三浦泰年氏と弟の知良(撮影・蔵賢斗)
代表取締役GMに就任する三浦泰年氏と弟の知良(撮影・蔵賢斗)

日本フットボールリーグ(JFL)の鈴鹿ポイントゲッターズを運営するアンリミテッド(本社・三重県鈴鹿市)は27日、吉田雅一社長ら全役員4人が辞任し、株式の分散譲渡を行うと発表した。譲渡先は地元や近隣地域の企業を中心に協議を進めているという。また、登記申請中ながら、現在チームの監督を務めている三浦泰年氏を代表取締役ゼネラルマネジャー(GM)にするなどの新役員体制も公表した。

鈴鹿ポイントゲッターズは2020年11月のJFL最終節で、幹部による「意図的な敗退(=八百長)行為」の指示があったことなどが日本サッカー協会の規律委員会に認定され、500万円の罰金処分などが科された。「Jリーグの目的に反する行為」があったとして将来的なJリーグ参入に不可欠な「百年構想クラブ」の資格も解除条件付きで停止処分を受けており、解除の条件として、①ガバナンス体制の改善②ステークホルダーからの支援継続-が挙げられていた。また、アンリミテッドのオーナーから現金5千万円を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂の疑いで同社元役員も逮捕されている。

こうした事態を受け、アンリミテッドは21日に臨時株主総会を開催。全役員の辞任と新役員の選任を決議し、オーナーが98・5%を保有している株式を分散譲渡することにした。

兄の泰年氏が指揮する鈴鹿ポイントゲッターズには今季、元日本代表FWの三浦知良が加入し、注目されている。泰年氏はクラブを通じて「この度は世間を騒がせ、関係する皆さまにご迷惑をかけてきたことに対し、クラブを代表して深くおわび申し上げます。そんな中においても、鈴鹿ポイントゲッターズに関わる全ての皆さまから、叱咤(しった)激励いただき、心より感謝申し上げます。クラブはこれで過去から脱却し、新しい体制となります。私自身も、これまで以上に、未来に向けて、責任を持って前に進んでいく所存ですので、引き続きご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします」とのコメントを発表した。


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