産経新聞社は27日、第26回参院選(7月10日投開票)について、FNN(フジニュースネットワーク)と合同で実施した電話による情勢調査(6月25、26両日)に取材を加味し、中盤情勢を探った。自民、公明の与党に日本維新の会や国民民主党などを加えた「改憲勢力」は、憲法改正の発議に必要な3分の2(166議席)の維持に必要な議席数を固めつつある。
改憲勢力は84の非改選議席を有しており、今回82議席を得れば3分の2に届く。中盤情勢では4党の合計が少なくとも83議席と予測され、最大で100議席に迫る勢いを見せている。
与党は今回70~82議席程度を得る見通し。非改選議席69を含めた参院全体の過半数(125議席)に必要な56議席を上回るのは確実な情勢だ。改選議席(124)の過半数の63議席も大きく超える勢いがある。