米ニューヨーク中心部のマンハッタンで26日、LGBTら性的少数者がパレードを行った。主催団体によると約3万人が参加。「臆せず自分に」をテーマに、色とりどりの衣装に身を包んだ参加者が踊って行進し、誰にでも平等な社会の実現を訴えた。
1970年以降、恒例のパレードは新型コロナウイルス流行を経て、3年ぶりに対面で全面再開した。観客が沿道を埋め尽くし、多様性を象徴する虹色の旗を振りながら大きな歓声を上げた。
初参加したニューヨーク居住のアーティスト武島アイカさん(36)は「8年前にパレードを見て、人と違うことを否定的に考えなくていいと思えた。今度は自分がそれを誰かに伝えたい」と話した。パートナーのサラ・ピッチさん(23)と約70人のグループをまとめ、笑顔で踊りを披露した。(共同)