利用者への通知「別画面」 ネット履歴送信で規制案

総務省=東京都千代田区
総務省=東京都千代田区

総務省は27日、インターネット利用者の情報を保護するため、企業に課す新たな規制の方向性をまとめた。閲覧履歴を外部に送る場合、ウェブサイトの画面上に別の画面を表示させる「ポップアップ」などにより、利用者に知らせる案を盛り込んだ。大量の情報が企業に集まる中、安心してサービスを使える環境を整える。

規制は今月成立した改正電気通信事業法に基づく。閲覧履歴の外部提供を巡り、一定の企業に利用者への通知や公表といった対応を義務付けるもので、その詳しい方法などが焦点となっている。

今回の議論では、利用者に情報の外部送信を知らせる手段として「ポップアップなどで能動的に通知する」ことを挙げた。その際は「平易な表現を用いる」ことも必要だとした。

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