ロシアのウクライナ侵攻で、ウクライナ軍が活用するトルコ製攻撃用ドローン(無人機)が相次いで戦果を挙げ、存在感を示している。実績に加え低価格なことから各国の引き合いが相次ぎ、武器輸出に力を入れるトルコの大きな柱となっている。
ウクライナ戦争で威力を発揮しているのは、トルコ企業バイカル社が製造する「バイラクタルTB2」。同社の最高技術責任者(CTO)であるセルチュク・バイラクタル氏は同国のエルドアン大統領の娘婿だ。
TB2は移動式の地上管制システムから操縦され、高度約5500~7600メートルを飛行。最大27時間の運用が可能で、4発のレーザー誘導弾を搭載できる。ドイツ公共放送ドイチェ・ウェレ(DW、電子版)によると、ウクライナは過去3年間に約50機を購入した。