任期満了に伴う東京都狛江市長選は26日に投開票が行われ、無所属現職の松原俊雄氏(70)=自民、公明推薦=が、無所属新人で新日本婦人の会支部長の周東三和子氏(75)=共産、社民推薦=を下し、再選を果たした。投票率は43・26%(前回45・31%)、当日有権者数は6万8844人。
松原氏は同市元和泉の事務所で万歳三唱。約3倍の票差での圧勝について「今までの実績が評価されたと思う。新型コロナウイルスワクチン接種についても感謝の言葉をかけてもらった」と手応えを語った。そして「選挙期間中にいろんな人と話すことができた。その『宝』を生かし、今後も安心安全で魅力あるまちづくりを進めていきたい」と述べた。
選挙戦で松原氏は、セクハラ問題による前市長辞任を受けた信頼回復の取り組みや、コロナ対策、水害対策などを実績として強調し、着実に支持を固めた。
周東氏は、中央図書館の分割・移転計画の見直しを主張したが、支持を広げられなかった。