9党幹部が論戦 維新「節電ポイント納得感低い」

国会議事堂=東京都千代田区
国会議事堂=東京都千代田区

自民党の茂木敏充、立憲民主党の西村智奈美両幹事長ら9党の幹部らは26日午前、NHK番組に出演し、物価高対策、外交安全保障、憲法改正などについて論戦を交わした。エネルギー価格上昇を踏まえ、原発再稼働もテーマとなり、各党の態度が割れた。

茂木氏は原発再稼働について「安全性は大前提だが、原発は再稼働すべき」と主張しつつ、原発の新増設やリプレース(建て替え)については「現時点では考えていない」と明言した。

公明党の石井啓一幹事長は「原子力規制委員会の厳しい基準を満たした上で立地自治体などの理解が得られた原発は再稼働を認めるという立場だ」と説明。ただ、新増設などについては「新増設の理解を得るのは難しい」と述べた。

節電をした家庭や企業に電力会社のアプリを通じてポイントを付与するという「節電ポイント」には厳しい意見が出た。日本維新の会の藤田文武幹事長は「2000円のポイントは国民の納得感は低い」と述べた。国民民主党の榛葉賀津也幹事長も「もの作り国家日本にとって電力の安定供給はまさに命綱だ。やるべきことは節電ではなく、発電だ」と語った。どちらも原発再稼働を訴えた。

一方で、西村氏は「短期的に国民や経済に深刻な影響が及ぶのであれば、いろんな手段を考えなければいけない」と含みを残した一方、「脱原発という大きな方向性を変えるべきではない」と指摘した。

共産党の小池晃書記局長は「東京電力福島第1原発の事故はいまだに収束してない。福島の苦しみを一体どう考えているのか。原発頼みは危険だ」と脱原発を改めて訴えた。

れいわ新選組の高井崇志幹事長は「原発は動かすべきではない。即廃止すべきだ」と唱えた。社民党の服部良一幹事長も「原発はもう再稼働すべきではない。結論ははっきりしている」と述べた。NHK党の黒川敦彦幹事長は、経済政策も含めて「政治家が自分たちの今までの失敗を認めて、本当に危機なんだということが求められている」と主張した。

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