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ギャルの強さが世界を救う 平子祐希

平子祐希 撮影・萩原悠久人
平子祐希 撮影・萩原悠久人

明るい髪色に派手な風貌。みりちゃむ、かとみか、聖菜…、時代の最先端を走るカリスマギャル総勢10人が、恋愛やお金のほか、「こんな男には引く」「こんな女には気をつけろ」などと好き放題に言い合っていくフジテレビのバラエティー番組「ギャルフェス」で司会を務めている。

一昔前のギャルといえば、高校生のイメージが強かった。だが、現在は多様性の時代。ギャルたちも進化しており、年齢や属性はさまざま。出演者のなかには子供を抱える「ママギャル」や資産家の「お嬢様ギャル」もいる。「『こうでなければならない』という定義から最も遠い存在だと思う」

そうした型にはまらない10人をさばいていくのが司会者の腕の見せどころ。ところが、「むしろ僕が、手のひらの上で転がされているようなもの。だってエネルギッシュさが違う」。これまでMCを務めたどの番組の出演者にも感じたことがない〝パワー〟を感じているという。

「テレビで言ってはいけない下ネタとか、誰が決めたのか分からないルールがたくさんあるなかで、普通なら組織とか世間体を考えるところでも、ギャルたちは自由な立場から発言する」と力を込める。彼女たちにタブーはない。際どい単語もあけすけに口に出し、あっけらかんとしている。「『それはダメだろ』的な突っ込みを入れることもあるけど、よく考えたら、なんでダメなんだろ…って」とうなる。

スタジオでギャルたちは、酒を飲みたいときに飲み、恋愛に対する〝肉食〟の発言を繰り返す。「なんて健全なんだろう! 欲望に忠実なのはごく自然なことで、野性的な強さだ」と感嘆する。

番組を見た周囲からも、「自分じゃできないことを言ったりやったりするので、〝解き放たれたような快感〟がある」と言われるという。その自由な生き方と強さに触れるたび、我慢を求められがちな現代社会において、「彼女たちは現状を打破するウォーリアー(闘士)。いや、この世界を救うメシア(救世主)だ」との確信を強めている。

ギャルたちによるアーティストデビューが計画されるなど、番組外へ広がる動きもある。「僕の目標は、このパワーを持ったギャルという存在が、テレビ界を席巻していくのを…横から見ていくこと」と笑った。(三宅令)

ひらこ・ゆうき 昭和53年生まれ。福島県出身。平成18年に酒井健太とお笑いコンビ「アルコ&ピース」を結成。現在はテレビで「アルピーテイル」(テレビ朝日)、「アルコ&ピースのほんの気持ちですが!」(テレビ神奈川)、ラジオで「アルコ&ピース D.C.GARAGE」(TBSラジオ)などの冠番組を持つ。

「ギャルフェス」はフジテレビ、月曜深夜0時25分。

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