参院選党首に聞く

⑤共産党・志位和夫委員長「軍事一辺倒で平和は守れない」

インタビューに応じる共産党の志位和夫委員長=17日午後、東京都渋谷区の共産党本部(春名中撮影)
インタビューに応じる共産党の志位和夫委員長=17日午後、東京都渋谷区の共産党本部(春名中撮影)

「戦争をさせない」「暮らしに希望を」と訴えて戦いたい。今、ロシアの蛮行に乗じて敵基地攻撃、軍事費2倍、核共有、憲法9条を変えろという大合唱が起こっている。軍事一辺倒で平和は守れない。日本が軍拡で構えたら相手も軍拡を加速させ、軍事対軍事の悪循環に陥る。軍事費2倍の財源は消費税の大増税、社会保障費の大幅削減となり、暮らしが押しつぶされてしまう。外交で東アジアに平和を作る外交ビジョンを大いに訴えて戦いたい。

物価高騰から暮らしを守る。異次元の金融緩和による異常円安の見直しが急務だ。消費税率を5%に減税。企業の内部留保に課税し、最低賃金1500円の財源に充てる。年金を底上げする。この3つの緊急策を訴えたい。

弱肉強食の新自由主義を終わりにして、やさしく強い経済を作る。気候危機打開のため、2030年度までに二酸化炭素(CO2)を最大60%削減する。原発は即時ゼロ。石炭火力からの撤退を求める。ジェンダー平等を実現する。

今度の選挙は政権選択選挙ではないが、安全保障法制の廃止をはじめとする諸課題を実行する野党連合政権を作っていくことは、日本の政治にとって必然的な発展方向だ。野党共闘が今回、限定されたものになっていることは事実だが、最善を尽くし、次につながる成果を挙げたい。共産党自身の躍進を勝ち取ることが、野党共闘を発展させていく最大の推進力になる。

昨年の総選挙以来、共産党に対してさまざまな攻撃が行われてきたが、逆流に正面から立ち向かい、押し戻しつつある。結党100年、逆流にも絶対ぶれないで頑張りぬいてきた。今、ロシアの蛮行に乗じた平和への逆流が起こっている。100年の歴史で試された党の頑張りどころだ。(千葉倫之)

会員限定記事会員サービス詳細