岸田首相、派閥の聖地・山梨で支持訴え

街頭演説で支持を訴える岸田文雄首相=25日午前、甲府市(永原慎吾撮影)
街頭演説で支持を訴える岸田文雄首相=25日午前、甲府市(永原慎吾撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)は25日、甲府市内で参院選山梨選挙区(改選数1)に出馬した自民候補の応援演説を行った。山梨県は首相が率いる宏池会(現・岸田派)の領袖だった故・堀内光雄氏の地元でもあり、いわば派閥の聖地だ。ただ、野党の地盤も強く、自民候補は立憲民主党候補との間で激戦を繰り広げている。接戦区で勝ち星を獲得するため、首相は酷暑の中、声をからした。

「山梨の、そして日本の明日を切り開いて行けるのはどの政党なのか。参院選で皆さんにご判断をいただかなければならない」

JR甲府駅前に立った首相はこう訴えた。演説後には、首相を一目見ようと詰めかけた聴衆の「グータッチ」や写真撮影などに応じた。

山梨は参院選の勝敗を左右するとされる1人区の一つだ。岸田派の議員が複数いる地域でもあり、首相は5月にも視察に訪れるなどテコ入れを図ってきた。

一方で山梨は、かつて民主党政権の重鎮だった輿石東・元参院副議長を輩出するなど野党の牙城でもある。26日未明にはドイツでの先進7カ国首脳会議(G7サミット)に出席をする首相が、直前の強行軍で山梨入りしたのは重視する証だが、勝敗は、参院選全体でも焦点の一つとなりそうだ。(永原慎吾)

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