沢村田之助さんが死去 歌舞伎脇役の人間国宝

沢村田之助さん
沢村田之助さん

歌舞伎俳優で人間国宝の沢村田之助(さわむら・たのすけ、本名山中宗雄=やまなか・むねお)さんが23日午後9時46分、肺炎のため東京都の病院で死去した。89歳。東京都出身。葬儀は家族葬で行う。喪主は妻、山中忍(やまなか・しのぶ)さん。

五代目田之助の長男として生まれ、昭和16年に四代目沢村由次郎を名乗り、初舞台。39年、六代目田之助を襲名した。芸域が広く、女形から立ち役、老け役まで幅広い役柄を手がけた。出演舞台は「文七元結」女房お兼など多数。

国立劇場の俳優研修の講師として若手の育成に尽力した。相撲に詳しく、横綱審議委員会の委員も務めた。

平成14年に歌舞伎脇役として人間国宝に認定。紫綬褒章、日本芸術院賞、旭日小綬章も受けた。

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